家相とは、風水で選ばれた良い土地に、住む人が幸せになれる良い家・良い環境を作ることを目的としたものをいいます。家の位置や向き、間取などから、建設する家をどんな形で立てたら、その家に幸運を呼び込めるかを考えた学問になります。
家相は中国で環境学として発達した、陰陽を建物に応用した理論で、占い的にとらえられますが、きちっとした建築学が基本となっています。宇宙のエネルギーは、中心から発するものと、中心に向かって働くものの二つに分かれ、これらの気が建物の中心に作用し八方位に分かれて、住む人に物事の現象となって表れます。この見えない気を陰陽のバランスよくいかに建物に作用させるかを考え、住まいの方法を表すのが家相となります。
しかし、家相が出来た時代から、下水道の発達や換気設備、IHキッチンの出現、冷暖房の普及、建築工法的な進歩により、古代の家相が現代にそぐわなくなっている現実があります。
家相を設計に取り入れて行きたいと考えている人は、闇雲に家相を信用するのではなく、現代の科学などを考慮し、現代の科学の元で家相を考える必要があります。